あの日の
思い出を振り切ること
それが今の自分に課せられた目的
自分を生きていくための目的
誰かの真似でなく
誰かのためでもなく
誰かと共にでもない
自分の生きる道
この道を通った過去の自分に別れを告げるのだ
跡形もなく…
意味ありげな言葉の裏側を探るのは止めよう
探しても探しても
実はそこには何もないのだ
言葉と思いはキャッチボール
投げても投げても
スルリと避け
己の傷を守るのならば
それはきっと刃だったのだ
自分の正直さは
えてして誰かを傷つけ得ることがあるって
この歳になって気づくとは
なんて愚かな
浅ましい人間なんだ
あの日の自分に決別を